こんにちは、チャイロです。
日本で自転車で自転車乗っていましたか?
日本では気軽に乗れ、買い物やお子さんとの送り向かいなど手軽な交通手段として使われていますね。
カナダでは、自転車は車と同じ扱いなので利用している人も多いですが、気軽に乗るというイメージは日本ほどありません。
カナダでは国内全体で自転車が利用しやすいようバスや電車に自転車を積める公共交通機関は多いです。また、自転車専用道路もどんどん増えています。
バンクーバーでは気軽に自転車をシェアするサービスなどもあり自転車のイメージは変わりつつあり利用しやすくなりました。
今回は、バンクーバーやビクトリアなどBC州で自転車を利用してみようと思ってる方に、
カナダのバンクーバーやビクトリア(BC州)での自転車の交通ルールを紹介します。
【BC州での自転車交通ルール】
―州によって違う―
カナダは州によって法律が違うので、自動車や自転車などの交通ルールも州によって多少違いがあります。
自転車の交通ルールに大きな違いはありませんが、基準や罰金の対象、金額などが違います。
たとえば、ヘルメットにしても州によって違いがあり、ほとんど州が着用義務にしていますが、オンタリオ州では18歳以下のみ着用義務になっていて大人の着用に関する法律はありません。
ここでは、バンクーバーやビクトリアのあるBC州の自転車ルールについて紹介します。
―BC州の交通ルール―
・ヘルメットを着用する
州によってちがいがありますが、ヘルメットの着用はBC州では義務となっています。
BC州では未着用で罰金になる場合もあるので必ず着用してください。
・右側通行で歩道は原則通行禁止
カナダでは自転車は自動車と同じで車両として扱われます。
自転車専用道路以外では車と同じ車道を走らなければなりません。
歩道を走るとこはできませんので注意してください。
・飲酒運転は禁止
車と同じ扱いなので飲酒運転も禁止されています。
車道を走らなければならないので自転車の飲酒運転はとても危険です。
・2人乗り禁止
私は見かけたことはありませんが、二人乗りは禁止です。
お子さんと一緒の際は専用の牽引できるようなタイプのものなどがあるのでそちらを利用して下さい。
・ハイウェイの走行は禁止
時々ハイウェイで自転車走行してる人を見かけますが、高速道路の自転車走行は基本禁止されています。
・歩行者優先
車と同じなので、歩行者優先です。歩行者が横断歩道を渡ろうとしている際は、自転車も車同様停止する必要があります。
歩行者を妨げることがないように走行しましょう。
・日没30分前にはライトを点灯させる
暗くなる前にライトを点灯させる必要があります。
安全のために後方にもライト(点滅)を付けましょう。
・手信号を利用する
BC州だけでなくカナダで自転車に乗る際は手信号を使う必要があります。
手信号は3種類です。
◆右に曲がる(2つ方法があります)
・右腕を地面と平行に左へ出します。
・左腕でL字を作る(90度に曲げる)
◆左に曲がる
左腕を地面と平行に左に出します。
◆停車(2つ方法があります)
・左腕を斜め下45度下げる
・左腕を横に出し肘から90度下へ曲げる
※手信号をやったことがない人は右折、左折、停車の手信号は出せるようにして練習してから自転車走行しましょう。
【自転車に乗る際に必要なモノ】
ヘルメット
ライト(前方ライト)
点灯できるライト装着するのも義務です。自分の安全を守るためにもライトを準備してから自転車に乗ってください。
後方ライトまたは反射ステッカー
反射ステッカ―は着ける必要があります。(警察が自転車をチェックする際に反射ステッカーも確認する)反射ステッカーだけでも問題はありませんが点滅レッドライトを点灯するとさらに安全です。車にしっかり自転車が前方に走っていることを知らることで事故を防止できます。
ベル
購入の際についていない自転車が多いですがベルもあった方がよいですね。
バンクーバーやビクトリアでサイクリングコースをなどを走る、追い越しをする際は「Behind you 」や「On your left」と声をかけて安全に追い越しましょう。
自転車を駐輪する際の鍵(2つ)
とにかく自転車盗難が多いです。駐輪する際は必ず鍵をかけましょう。
【自転車に乗る際の注意点】
―知っておいて欲しいこと―
カナダで車の免許を取る際は、基本家族などに教わります。教習を受けることもできますが、ほとんどに人は利用していません。
もちろん免許を取得するのに実技試験をパスする必要はありますが、日本のように教習所に通っていないため細かい運転の仕方が人それぞれです。
自転車で車道を車と走行する際は、日本と間隔が違うということを頭に入れて海外で自転車に乗るということを忘れないようにしましょう。
―車に巻き込まれないよう注意―
◉駐車場から出てくる車
駐車場から出てくる車は、車道に出るのに必死で歩行者や自転車を見ていない運転手が多いです。
駐車場出口付近の車の動きに注意しましょう。
◉スピードの速い車に注意
スピードが速い車だけではありませんが自転車と車の事故は決して少なくありません。
後ろから猛スピードで車が来て、車に引っかかってしまって、跳ね飛ばされたりして大きな事故になるケースもあります。
車には十分気を付けて運転してください。
◉右折する車
カナダでは車両は右折する際は、赤信号でも一時停止して安全であれば右折ができます。
歩行者は見ていても自転車を見ていなかったために事故にあうこともあります。
また、ウィンカーを出さずに右折する車も多いので気を付けましょう。
◉車の死角に入らないよう注意
信号待ちをする際、自転車専用の停車場が設けられてることがあります。
車の前方や車と車の間だったり様々です。
車の死角に入らないよう気を付けましょう。専用レーンを含め、車に自転車で停車していることがしっかりわかるように停車しましょう。
◉縦列駐車のドアに注意
縦列駐車した車の運転手が突然ドアを開け自転車やスクーター利用者にけがをさせるケースがあります。
バンクーバーやビクトリアでは縦列駐車での駐車スペースがとても多いため、このような事故が多いです。(私の友人も被害に合い大ケガをしました。)
縦列駐車が多いスペースでの走行も気を付けるようにしてください。
―ウィンカーを出さないので注意―
「知っておいてほしいこと」でも話しましたが、カナダでは教習所に通って運転を習うわけではないので細かいところで徹底されていないことが色々あります。
中でも私が一番気になるのはウィンカーを出さない人が多いことです。
車線変更する時、左折や右折をする際などウィンカーを出さない、または出すのが遅すぎて意味がないと感じることがとても多いです。
車の動きをすべて把握はできませんが、ウィンカーを出さない運転手もいるということは頭に入れておくと良いでしょう。
―交差点に注意―
大きな交差点で車と走行する際は、特に注意が必要です。
特に左折をする際は気を付けましょう。
バンクーバーやビクトリアは車線が多い道路が多いため大きな交差点が多いです。
巻き込まれて大事故にならないようにしましょう。
大きな交差点を車と左折するのが不安な方は、横断歩道へ行き自転車を降りて進めば問題ありません。
【自転車の駐輪事情】
―駐輪スペース―
バンクーバーやビクトリアは自転車利用者は多くても駐輪スペースが多くありません。
日本のような駐輪スペースではなく、自転車を固定するバイクラックへ駐輪します。
バンクーバーやビクトリアのダウンタウンでも時々目にしますが、決して多くありません。
1つのバイクラックは2~4台しか駐輪できないタイプが多いので、空きスペースを探して歩きまあることもあります。
少し面倒ですが、盗難防止のためバイクラックを利用しましょう。
―自転車盗難が多い―
自転車の盗難はとても多いです。
バイクラックに駐輪する際も最低2つは鍵を付けましょう。
しっかりとしたU字ロックかワイヤーロックを付けることをおすすめします。
簡単なカギはすぐに壊されて盗まれてしまうことが多いようです。
特にバンクーバーでは自転車盗難多発しています。
ちょっとだけとそのままにしておくと、あっという間に盗まれてしまいますので、必ずバイクラックを探ししっかりと鍵を掛けましょう。
【まとめ】
・ヘルメットは着用が義務付けられている
・歩道は走れないず車と同様車道を走る
・ライト、反射ステッカー、ベルは自転車に取り付ける必要がある
・車との自転車事故が多い
・自転車盗難が多い
いかがでしたか?
春夏は特に自転車で出かけるのはとても気持ち季節になります。
バンクーバーやビクトリアで自転車に乗る際は、BC州のルールをしっかり守りましょう。
ヘルメットは日本では利用者が少ないのではじめは抵抗があるかもしれませんが、可愛い自転車に乗っている人も着用しているので、時間が経てば気にならなくなります。
自分の身は自分で守ることしかできません。ヘルメットは必ず着用してくださいね。
ちなみに警察時々自転車のチェックをしています。
チェックポイントはヘルメット、ライト、反射ステッカー、ベルです。
警察のお世話にならないためにも、ルールを守り事故ゼロで自転車走行を楽しみましょう☆
それでは、今日も素敵な1日を!
Have a nice day☆
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